先日仕込んだ梅ジュースは、水分が出てこんな感じになりました。
砂糖が溶ける2ヶ月後くらいが飲み頃なので、待ち遠しいです。
梅ジュースに続き、今度は赤じそ梅漬を仕込みました。
昨年は梅が熟しきっていなかったので、梅酢が上がらなくてカビが生えて失敗してしまったので、今年は完熟梅を買い求めてリトライ。
我が家の梅漬けは、塩分濃度が18%。
昔ながらの塩加減らしいのですが、かびにくく、失敗が少ないので安心です。
私は、お弁当に梅漬けが欠かせないのですが、市販のものはどうも好きになれないので、毎年自分で漬けています。
3ヶ月後くらいから食べられるのですが、1年くらいすると塩が馴染んで良い感じの味になりますよ。
材料と事前に準備しておくこと
材料
完熟梅 1kg
塩 180g(梅の重量の18%)
ホワイトリカー(分量外)
赤じそ 2把(正味200g)
赤じそのもみ塩 約36g(しその重量の18%)
消毒用アルコール(分量外)
事前に準備しておくこと
漬け樽と漬物石はよく洗い、日に当てて乾かしておきます。
漬ける直前に、消毒用アルコールで消毒します。
我が家は、年にもよりますが、毎年5kgくらい漬けます。
持って買えるのも大変ですが、失敗するとショックが大きい量ですので、道具の消毒はしっかりとしておきましょう。
作り方
- 梅は、完熟梅を買い求めます。
青梅の場合は、数日、新聞紙に広げておくなどして追熟させます。
赤紫蘇も一緒に買い求めます。 - 梅を選別します。
梅漬けは、梅の実をまるごと食べるので、傷があるものは避けます。
また、完熟梅はどうしても痛みが早い物が出てくるので、取り除いてやります。
選別はある程度シビアにしないと、傷物にカビが生えて台無しになります。 - 選別した梅を水で優しく洗い、1時間程度、水に浸してアクを抜きます。
- ザルに上げて、水気を切ります。
- 清潔なタオルで梅の水気を拭きながら、なり口のヘタを竹串で取ります。
- 清潔なビニール袋に梅の実と塩を入れ、優しく混ぜて3時間程度放置し、塩を馴染ませます。
- 赤じそはきれいに水洗いし、葉を摘みます。
- ビニール袋に赤じそを入れてよく揉み込み、塩をなじませます。
- ボウルに赤じそを移し、ビニール越しに体重をしっかり揉んで、アクを出します。
アクを抜いた赤紫蘇は、ビニール袋に入れるなどして避けておきます。 - 樽に、ホワイトリカーを入れて容器を回して縁まで消毒します。
- 梅と赤紫蘇を、樽に交互に入れます。
赤紫蘇は、最後に梅の表面に並べますので、多めに残しておきます。
最後に袋に残った塩を振りかけ、赤紫蘇をその上に並べます。 - ラップで梅の表面を覆います。
なるべく空気に触れないように、隙間なく覆いましょう。 - 樽の内蓋を置いて梅の実と同程度の重さの重しを乗せます。(あまり重いと、梅が潰れてカビが生えやすくなるので注意。)
- 暗くて風通しの良い涼しい場所で保管します。
- 数日すると、梅の完熟度合いによりますが、梅酢が上がってきます。
梅にかぶるまで赤梅酢が上がったら、重しをはずします。
ラップの上にも梅酢が上がっていると思いますので、ラップを交換します。
再びピッタリとラップを掛けて冷暗所で保管します。
梅が浮くようなら消毒した清潔な平皿を乗せておきます。
もしもカビが生えたら
- できるだけ、カビをすくいます。
- カビの原因となるもの(潰れてカビの生えた梅)を取り除きます。
- 梅酢をステンレスかホウロウの鍋に取り分け、煮沸消毒します。
- 傷んでいる梅は、焼酎等で洗います。
- 容器と梅全体に焼酎をふりかけて消毒し、煮沸して冷ました梅酢を戻します。
カビが生えたら、すぐに処理しましょう。
1日経つと、あっという間に広がってしまいます。
梅酢が透き通っていれば大丈夫ですが、梅酢が濁っている場合は、残念ながらリカバリーはできません。
カビが生えたらすぐに気がつけるように、毎日様子を見てやりましょう。
まとめ
梅漬けを仕込めるのは、1年でもこの時期だけです。
私の地元のように、地域によっては赤じその出回る時期と完熟梅の出回る時期が重なるタイミングが短い地域もあるので、注意してください。
最近は、若者の梅干し離れが進んでいるようですが、梅干しにはクエン酸やリンゴ酸などの有機酸類が豊富に含まれ、疲労回復に効果的と言われています。
自分で漬けた梅漬けは市販品とは全く違いますので、豊作の今年、梅漬けにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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