チビで短足でガニマタの私。
マンガの世界でも、そんなのは『こち亀の両津勘吉』か『銀河鉄道999の星野鉄郎』ぐらいでしょう。
今の若い子は、背も高くて手足が長くスマートで、私のような体型の人はあまり見かけません。
普段は忘れがちだけど、同僚と街を歩いていて、ふとガラス窓に映った二人の姿に気づき、
俺ってこんなにチビなのか。
足短か!
と、今でもちょっぴりショックを受けたりします。
やっぱり背が低いことや足が短いこと、ガニマタはコンプレックスです。
先日の朝、妻が息子の登校する後ろ姿を見送りながら、
ガニマタになってきたなぁ。
と呟いていました。
私は「そうかな?そんなことないんじゃないかな。」と思ったけど、妻にはそう見えるらしい。
私がガニマタなので、息子が将来ガニマタになるんじゃないかと気になるんだな、私と結婚してくれた妻でもそんなこと思うんだと思って、正直、ちょっと傷つきました。
なぜこんな話をするかというと、図書館で見つけた松本零士先生の『君たちは夢をどうかなえるか』という本を読んだからです。
作品紹介
出版社:株式会社PHP研究所
著 者:松本零士
2018年6月5日 第1版発行
著者紹介
著者の松本零士(まつもとれいじ)先生は、福岡県久留米市生まれ。
まえがきに「80歳を迎えました」と書かれていましたので、もう84歳になられますね。
代表作は、『銀河鉄道999』『宇宙戦艦ヤマト』『宇宙海賊キャプテンハーロック』『クイーン・エメラルダス』など。
みなさんも、一度はご覧になったことはありますよね。
作品概要
本書は、松本零士先生が、若者に向けたエールというか想いを綴った本です。
偶然図書館で、子供が借りる本を探している時に見つけました。
実は私は銀河鉄道999を知って以降、松本零士先生の大ファンでして、表紙に書かれたメーテルに気がついた瞬間、手にとっていました。
6章構成で、各章には『夢』『創作』『人生』『時』『闘い・友情』『生命』とそれぞれテーマが設けられています。
そして、そのテーマに沿って、若者に向けた先生の信念や想い、作中の登場人物のセリフ、それに対する先生の想いが綴られています。
大好きだった銀河鉄道999の登場人物や、キャプテンハーロック、エメラルダスの言葉と先生がその言葉に込めた想いが解説されていて胸が熱くなり、またマンガを読みたくなります。
作中には、先生自身の少年時代を描いた『昆虫国漂流記』というマンガも収録されています。
先生、昔は結構ヤンチャだったんですね。
びっくりです。
まとめ
今回のブログのタイトルは、本書第三章人生に書かれた『男おいどん』の主人公大山昇太の説明の一部が私と同じだったから付けさせていただきました。
背が低いのも、足が短いのも、ガニマタなのも、それが私の個性。
誰にだってコンプレックスはあるし、見た目が全てではない。
人は人、自分は自分と受け入れて、自分の可能性を信じて日々、『これからの星』の人々のように一生懸命働きたい、子供たちにもそんな人になって欲しいと思います。
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