2025年10月27日、ついに日経平均が5万円を突破し、同日の終値は『50,512円』となりました。
この記念すべき日に投資家として市場に居合わせることができて、本当に幸せです。
高市さんが自民党の総裁になってからというもの、日経平均は上昇し、総理大臣に就任してからさらに勢いづいているように思います。
毎日、コツコツとインデックスに連動した投資信託を買い増ししている身としては、連日値上がりして高値掴みになっている現在の状況は若干複雑・・・。
でも、買った投資信託も値上がりしているので、良いことに違いありません。
NISA利用者の視点から

新NISAが導入され、投資の世界には私のような個人投資家の資金流入も続いています。
また、旧一般NISAを利用されていた方の中には、非課税期間の終了を目前に控えている方もおられると思います。
そのような方は、「一体いつ売るのが一番プラスになるんだろう」と売り時に迷っておられるのではないでしょうか?
また「つみたて投資枠」で長期・分散投資を続けてきた人は、今回の株高で過去最高の恩恵を受けているはずです。
一度利益確定して、現金化するのか、それとも淡々と積立を続けるのか。
難しいところですね。
利益確定して現金化

株価が高い今、いったん利益を確定するのは分かりやすくて非常に有効だと思います。
特に、老後資金や大きな支出(住宅、教育)を控えている人には有利な判断と言えるかもしれません。
非課税で得た利益を確実に「生活の安心」に変えましょう。
新NISAへ移行

2024年以前のNISAから、新NISAへ移行することで、引き続き非課税で運用できます。
ただし、制度が異なるので、旧NISA口座から新NISA口座へそっくりそのまま中身を移行することはできません。
一度旧NISA口座の保有銘柄を売却し、新NISA口座で同じ商品を買い直す必要があります。
その際、当然ですが、新NISAの成長投資枠を消費することになりますので、これができるのは枠が残っている方のみということになりますね。
すでに新NISAの枠が埋まっている人は、再投資の優先順位を考える必要があります。
課税口座(特定口座)で保有を継続

「売るタイミングが難しい」「まだ成長余地がある」と感じる銘柄なら、課税口座に移して鬼の握力で長期保有するのも一手です。
ただし、この場合、将来売却時に『約20%』の税金が発生する点に注意が必要です。
株高局面では「焦らない・買いすぎない」

結局株って、「今が最高値だ!」「ここから暴落が来る!」と思っていたら上がるし、「まだ上がる」「早く買って勢いに乗らないと!」とか思っていると値下がりしますよね。
株価は誰にも読めないので、株価が上がると「もっと買っておけばよかった」と焦ってしまいます。
そして全力投資したら暴落して、高値掴みになって含み損になりがっかりするんですよね。
これを防ぐためには、
- 「つみたて投資」でリスクを均す
ことが重要ですね。
新NISAで「リセット&再構築」のチャンス

旧NISAの終了は絶好の「整理のタイミング」。
保有銘柄を見直しましょう。
個別株からインデックスの投資信託に移行すれば、『株価変動に一喜一憂しない投資生活』が実現します。
まとめ
株価が上がっていて、旧NISAの非課税期間が近づいてきた今こそ、
- 持ちすぎている株を減らす
- 利益を現金に変える
- 個別株からインデックスの投資信託に移行して、シンプルな投資方針に戻る
という、『投資の断捨離』を行うのに最適な時期です。
一方で、
- 同じようなことを考える人がこれから年末にかけて増えてくること
- 海外投資家の利益確定
などの、調整局面も予想されるため、「焦って買いに走るより、淡々と積み立てを続ける姿勢」が大切ですね。
『東京電力』や『ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス』のように、大企業でも絶対に大丈夫ということはありません。
これを機会に、ポートフォリオを見直してみてはいかがでしょうか?


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