私は以前は、スーツのポケットにボールペンを何本も用意しているタイプでした。
もちろんカバンの中には、何本も予備が入ったペンケース。
そしてカッターシャツのポケットにもボールペン。
そんな生活をしていた頃は、とにかくボールペンがよくなくなっていました。
気がついたら、あれだけあったボールペンがポケットの中に1本もなくて、メモを取るために同僚にペンを借りたりしていました。
それがミニマリストの本と出会い、ボールペンは厳選したシャープペンシル一体型の1本だけにしたところ、不思議なくらいペンがなくならなくなりました。
最初は「このペンを無くしたら、メモが取れなくなって困る。」と不安でしたが、杞憂でした。
かえって、その不安感からペンを使ったら元に戻すという当たり前のことができるようになって、ペンをなくすことがなくなったのではないかと思います。
ものを捨てるとものが目立つようになる
ものを捨てるとフラットな場所が増えますよね。
すると、その場所に置かれているものが目立つというのも、ものがなくならなくなった理由の一つかもしれません。
家の中を見渡すと、実際に使っているものというのは本当にごく一部で、それ以外のものは出番を待っている待機状態。
最後に使ったのが一体いつのことか分からないというものもたくさんあります。
そんなもの達はいっそのこと思い切って手放してみると、フラットな場所が増えて部屋も広く使えるようになります。
何もない空間は、どこに行くのも自由。
仮にそこにテーブルが置かれたら、テーブルを迂回して部屋を通るようになります。
それは、テーブルの分だけ自由が制限されるといっても過言ではないと思います。
人はたくさんあるものは大切にしない
これは私の独断と偏見かもしれませんが、人ってたくさんあるものは大切にしないような気がします。
妻の実家が畑で採れた野菜をくれるんですが、旬の時期ってどうしても同じ野菜がたくさん採れますよね。
妻は昔からそんな環境で育ったので、食べ飽きているというのもあると思うんですが、食材を雑に使うんですよね。
冷凍庫の奥底にしまってそのまま放置したり、野菜室の隅っこで腐らせてしまうということも度々で、それでケンカになることもしばしば。
これって食材に限ったことではなくて、たとえばトイレットペーパーがたくさんある状態と、あと少しでなくなるという場合だと、使い方って変わってくるじゃないですか。
人ってどうしてもたくさんあると、目が行き届かないし雑に扱ってしまうものなんだろうなと思います。
コメント