年初来安値3月14日の「4,663円」にじわじわと近づいている気配のする『花王(4452)』。
本日令和4年4月12日の終値は、「4,911円」でした。
現在の保有数は113株、時価総額665,739円で、−110,796円の含み損になっています。
一番ひどいので、1株あたり3,000円くらい含み損になっています。
いつか株価は回復するだろうと思ってホールドしていますが、60万円超の資金が塩漬けになっているのは正直、きついです。
もっと早くに損切りするべきでした。
今ここで、勇気を出して損切りするべきなのか。
それとも、花王は今、お買い得なのか。
先日学んだ億り人「かぶ1000さん」の「ネットネット指数」で検討してみたいと思います。
基本情報
「花王」は1940年創業の、トイレタリーメーカーです。
時価総額は、2,332,725百万円。
決算は12月です。
皆さんもご存知の柔軟剤「ハミング」や台所用洗剤「キュキュット」、歯磨き粉の「ピュオーラ」などの商品を出していますね。
株価チャート
株価チャートを見てみましょう。
株価はこの1年ずっと右肩下がりです。
出典:楽天証券
過去5年のチャートを見ても、今の株価が最低水準ということが良く分かります。
出典:楽天証券
決算短信(連結) 2022年2月3日発表 2021年12月期
内2022年2月3日に発表された決算短信からネットネット指数に必要な数字を抽出しようと思ったのですが、ダイヤモンド・ザイに参考に載っていた「昭栄薬品」の決算短信と項目の名前が違ってよく分かりませんでした。
昭栄薬品では、
- 現金及び預金
- 受取手型及び売掛金
- 投資有価証券
をすぐ現金化できる資産として計上し、
- 貸倒引当金
- 負債合計
を負債として計上していました。
項目の順番などから、似たような数字を拾ってみました。
すぐに現金化できる資産合計 562,328百万円
(内訳)
・現金及び現金同等物 336,069百万円
・営業債権及びその他の債権 216,209万円
・持分法で会計処理されている投資 10,050百万円
負債合計 720,130百万円
花王のネットネット指数
それではネットネット指数を計算していきたいと思います。
時価総額は「2,332,725百万円」で計算します。
ネットネット指数がマイナスになってしまいました。
“マイナスなら凄いお買い得”ってことはないですよね。
色々調べてみたら、ネットネット指数は簡易的に流動資産額から求めることもできるようですので、流動資産から計算してみました。
流動資産合計 809,792百万円
負債合計 720,130百万円
簡易的に決算短信の「流動資産合計」を使って計算したら、お買い得の基準であwる「0.6」よりもだいぶ高い数値になってしまいました。
まとめ
「かぶ1000さん」の「ネットネット指数」で花王(4452)を調べてみたところ、悲しいことにお買い得ではないという結論に達しました。
新型コロナやウクライナ進行で、原材料費や輸送費の高騰や利益が下がってきたこともあり、業績はかなり厳しい模様です。
潔く清算してしまって他の株を買った方が良いような気もしますが、大手ですのでやっぱりいつか上がるんじゃないかと思って損切りに二の足を踏んでしまいますね。
ただ、ネットネット指数を見て、一つ判断材料が増えたのも事実です。
損益通算とか今後の決算や株価の推移も見ながら、損切りするかどうかを検討してみようと思います。
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