日本人って、『慎重な性格をしている』って言いますよね。
「なにかあったらどうしよう」とか「ひょっとしたらこんなことがあるかも」とか思って、備えたがるというか。
上司から「こんなことがあるかもしれない。」「こういうケースもあるかも。その時はどうするの」とか言われて、そのための調べ物だとか準備だとかさせられたことってないですか。
つい「そんなケース起こる訳ないだろ!」とか突っ込みたくなったことありませんか。
ある程度は備えも必要だと思うんですよ。
でも、ありとあらゆる可能性を考えて、考えられるすべての場合に完璧に対処しようとして準備するなんて、無理だと思いませんか。
想定外のことが起こってしまったら、それはしょうがない。
その時に取れる対策を取れば良いんじゃないかと思っちゃうんですよね。
こんなこと書いてますけど、私もかなり慎重な部類です。
なんせ名前に『慎』の字が入ってますから。
名は体を表すとはよくいったもの、『ザ・日本人』。
- がんになったらどうしよう
- 自分に何かあった時のために、保険は十分にかけておかなくちゃ
- 旅行先できっとこれも必要になるよ
- あれがなかったらどうしよう、準備しておかなくちゃ
そんなこんなで、いつもお出かけの時には荷物がいっぱいです。
昔は保険もいっぱいかけてました。(今はだいぶ少なくなりました。それでもかけすぎな気がしますが。)
引き出しの中が汚い
そんな私のデスクの引き出し。
性格そのまんまというか、ありとあらゆる場面に対処するため、文房具の備えも完璧でした。
100円ショップで買った10本セットのボールペンや、シャーペンの芯。
ハサミにカッターナイフ、蛍光ペンに油性・水性マーカー。
印鑑も、予備とシャチハタを含めるといったい何本あるのやら。
朱肉の補充インクにスタンプ台、消しゴムの予備に定規・・・。
修正テープの予備や薄墨の筆ペン。
ホッチキスの針の予備なんて、いったいいくつあるんでしょう?
書いているだけでも頭が痛くなる。
なんでこんなに予備があるんだろう。
文房具屋さんでも始めるのか?
そもそも、薄墨の筆ペンやラインマーカーなんて最後に使ったのは一体いつのこと?
きっともう書けないと思う。
でも、以前の私はこれらの物が引き出しの中にないと不安だったんでしょう。
お気に入りの1軍だけで事足りる
引き出しの中を断捨離したいと思い、もったいないとは思いながら予備を手放しました。
人に譲れるものは譲って、譲れなかったものはひとまずまとめてビニール袋に入れて保留ボックスへ。
そうしたら、やっぱりビニール袋に入れた物って使わないんですよね。
なので、「ごめんね」「ありがとう」と思って捨てました。
たくさんあったボールペンの予備も全部処分しました。
残ったのは、『2色+シャープペンのボールペン』を3本だけに絞りました。
3本って、結構多いんじゃと思われるかもしれないですけど、職業柄必要なので。
1本は手帳とセットにして、使ったら必ずそこに戻すようにしました。
1本は筆箱の中、1本が予備です。
特にお気に入りなのが、『ジェットストリーム』。
最近、芯を取り替えたのでバリバリ書けます。
不思議なもので、文房具を少なくしたら失くなることがなくなりました。
引き出しの中を探す時間もなくなりました。
きっと、これまでは安く買った予備がたくさんあったから、一つ一つの物が大事じゃなくて置き忘れていたし、たくさんの物があるから引き出しの中が雑多で、必要なものを探さないといけなかったんでしょうね。
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