最近、ファンタジーのマンガでも投資や税金・金融知識に絡むものが出てきていますね。
今日はそんな中から、
- 『技巧貸与<スキル・レンダー>のとりかえし』
をご紹介したいと思います。
技巧貸与<スキル・レンダー>のとりかし
このマンガは、マンガアプリ『マガポケ』で無料で読むことができます。
サブタイトルは『〜トイチって最初に言ったよな?〜』。
原作は『黄波戸井ショウリ』、漫画は『小山ナオト』、キャラクター原案は『チーユ』。
ヤンマガWEBのオリジナル作品で連載中。
絵もとても綺麗で、可愛いキャラクターが登場します。
舞台は、剣と魔法とスキルのある世界。
主人公のマージは『神銀の剣』という名前のパーティーに所属しています。
彼はこのパーティーで、ユニークスキル『スキルレンダー』を使い、戦いや探索に役立つスキルを覚えてはパーティーメンバーに貸し出しています。
でも、パーティーメンバーはそんなマージの努力に感謝することもなく、薄給でこき使い邪魔者扱い。
挙句、『パーティーに加入後7年目で跳ね上がる退職金を払いたくない』という身勝手な理由で、マージに対しダンジョンのボスの部屋にマージ一人で突入して死ぬことを要求します。
メンバーとの決別を決意し、ボス部屋に突入する前にメンバーに貸与していた全てのスキルの返済を求めるマージ。
実はマージからスキル貸与を受けた者は、借り受けたスキルに応じたスキルポイントの利息を『トイチ』で返済する義務があるのですが、そんなメンバー達ですから当然、スキルポイントの返済も滞納しています。
マージを切り捨てることを決めた彼らは、スキルポイントの返済についても計算済みでしたが、その利息計算は『単利』。
実はマージのスキルの利息計算は『複利』。
雪だるま式に増えたスキルポイントの返済は、スキルの差し押さえという形で元メンバー達に降りかかり・・・。
複利の恐ろしさがよく分かります
元金に利息がかかり続けるのを『単利』、元金に利息を足したものに対して利息がついていくのが『複利』。
あのアインシュタインが、「複利は人類最大の発明。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」と言ったとか。
トイチだと1年間で36.5回の利息計算がされるため、マージが在籍していた6年間の利息は、驚愕の
『116,144,339,696%』になるらしい。
トイチの複利、恐ろしすぎる。(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
こんなの絶対返せないでしょ・・・。
逆に、利息を味方にすればそれだけ増えるということ。
インデックス投資の分配金を受け取らずに、元金に繰り入れて運用する方法がこれにあたりますね。
NISAなどの非課税口座なら、その恩恵はさらに大きなものになるでしょう。
デイトレードで一点に集中投資する方法もこれと同じと言えるかもしれません。
ただ、勝ち続けることができることが前提になりますが・・・。
試行回数が増えれば結果は平均値に収斂していくと言いますから、デイトレードで複利を効かすのはなかなか難しいと思いますね。
みなさんもぜひこのマンガを見て、複利の凄いパワーを実感して下さいね。
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