先日、電子図書館で読めることを知った野食ハンター茸本朗さんの『野食ハンターの七転八倒日記』、あっという間に読み終わりました。
メチャクチャ面白かったです。
特に第一章の『美味しいものが食べたすぎて、大失敗!』がインパクトありすぎでしたね。
著者紹介を読んで知ったんですが、茸本さんの著作には他にも
- 野食のススメー東京自給自足生活(星海社新書)
- 僕は君を太らせたい!(作画:横山ひろと、原作:茸本朗、小学館)
があるんですね。
今回はマンガアプリで一部ですが読むことができた、『僕は君を太らせたい!』をご紹介します。
『僕は君を太らせたい!』を読んでみた
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このマンガは、小学館から出版されている漫画で、全4巻で完結しています。
主人公は会社員の『木野耕一』。
職場に蝉の唐揚げと虫の幼虫の炊き込みご飯のお弁当を持参する強者です。
もうこの時点で、このマンガは普通のグルメマンガと一線を画しています。
ヒロインは同じ会社の上司『都田エリ』。
舞台は現代の都心。
仕事中に突然バイオテロが起きて、橋を落とされ家に帰ることもできず、コンビニなどの食料は暴徒に奪われて何もありません。
そんな状況に突然遭遇したらどうしますか?
普通の食べ物なんて何もない。
でもお腹は空きますよね。
そこで主人公の木野の出番。
彼は野食の知識を生かして、食料を調達します。
最初はミツバやたんぽぽなどマイルドなもの。
このまま河川敷の野草を使ったサラダくらいの軽いものから始まるのかと思いきや、いきなり『ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)』の登場。
高級食材として有名なスッポンならいざ知らず、いきなりミドリガメはハードルが高くないか?
そう思う読者をほったらかしに、調理は進んでいきます。
出てきた料理は『ミドリガメの鍋(お頭付き)』です。
『野食ハンターの七転八倒日記』にも何度も「カメは美味しい」と書かれていましたが、絵になってくると途端に無理感が増します。
これ、実際に目の前に出されたら本当に恐ろしいんだろうな。
まとめ
このマンガはマンガアプリ『ピッコマ』や『LINEマンガ』で「1巻分が無料・待てば¥0」で読むことができます。
『ebookjapan』では1巻分を読むことはできませんが、各巻の最初の1話を試し読みできるので、マンガアプリをはしごしたらもっとちょっと読めます。
茸本さんのYouTube動画ではリアルな映像が見れますが、いきなりはハードルが高い物もあるのでまずはマンガを読んでみたら良いかもしれませんね。
きっと野食に興味が湧いてきますよ。
これから春に向けて、山菜や野草も芽吹いてくるでしょうから、山登りのついでにちょっと山菜を取るのも楽しそうですね。(他人の山に勝手に入って山菜を取るのはNGですが。)
そもそも野菜も家畜も元を辿れば自然のもの。
野食も私たちが普段食べている食事も、命を頂いているということに違いはありません。
そんなことに気が付かされるとても面白いマンガなので、ぜひ読んでみてください。
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