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【雑記】カワウソの神様の昔話『山になった鯨』

雑記

今朝、家族と朝食をとっていた時に、『ゴールデンカムイ』の話になりました。

しん
しん

ゴールデンカムイでカワウソを食べていたけど、カワウソって獲っても良いんだっけ?

調べてみたら、『ニホンカワウソ』は一部地域では絶滅危惧種に指定されているらしく、近年は全国で気に目撃情報もないようです。

獲ったらダメな奴ですね。

そのカワウソの話をしてたら、ふと『日本昔ばなし』にカワウソの神様の出てくる話があったなぁと思い出しました。

確か、おっちょこちょいの神様で、くじらを一刀両断にしたような気がする。

便利な世の中になったもので、こんなこともインターネットで調べると一発で分かります。

件の日本昔話のタイトルは『山になった鯨』というものでした。

あらすじ

昔、とても大きくて頭は天に届き、お腹は海の底を擦るくらいに大きなくじらがおりました。

このくじら、気性がとても荒くて、住民達の船を沈めたりする困りもの。

住民たちは神様にくじらの退治をお願いしましたが、神様たちはくじらが怖かったようで、なんだかんだと理由をつけて渋っていました。

そんな中、刀を研いでいたカワウソの神様が名乗りをあげて下界へ降臨するんですが、なんせ大きさが違う。

最初は相手にされません。

腹を立てたカワウソの神様は、くじらに噛みついて戦いが始まります。

といっても、カワウソの神様はくじらよりも力持ちな訳でもないので、ゴニョゴニョと何かを呟いてくじらを怒らせて山(?)に衝突させます。

いざとどめを刺さんと思ったが、うっかり者のカワウソの神様。

刀がないので誰か貸してくれ。」と神様たちに頼みます。

でもカワウソの活躍が面白くない神様達は、誰もカワウソの神様に刀を貸そうとしません。

困り果てたカワウソの神様。

このままではくじらを退治することはできません。

そんな中、登別の神様が笑いながらカワウソの神様に言います。

研ぎたての刀がお前の腰にはぶら下がっているじゃないか。」と。

そうです、最初にカワウソの神様は刀を研いでいましたよね。

忘れん坊のカワウソの神様は、自分の腰に刀をぶら下げていることすら忘れていたんです。

登別の神様のおかげで刀を思い出したカワウソの神様は、スラリと刀を抜くとえいやとばかりにくじらを一刀両断。

めでたくくじらを退治したカワウソの神様は、頭は登別の神様にお礼に置いて行ってこれが後のフンベ山になったとか。

その後、カワウソの神様は胴体側を持って立ち去ったとさ、めでたしめでたし。

まとめ

このカワウソの神様、忘れん坊でおっちょこちょい。

自分の腰に刀がぶら下がっているのを忘れるとは、かなりの強者です。

これがゴールデンカムイに出てくる「カワウソを食べると忘れ物をする」ということにつながるようですね。

日本昔ばなしの画像を検索すると、確かにくじらの退治をお願いしている住民がアイヌの服装をしています。

日本昔ばなしとゴールデンカムイが繋がっていたなんて感動。

もうそんなカワウソも絶滅危惧種になったとは残念ですね。

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