絶好調に思えていた水耕栽培ですが、最近色々な野菜が枯れてしまいました。
最初に枯れたのはトマトで、これは私が水を切らしてしまったのが原因なんですが、その後も小松菜が相次いでダメになってしまいました。
一時期はお盆にいっぱいあったペットボトルも、今はスカスカに。
一番最近では、「もうこれ1本で十分じゃね?」とさえ思っていた絶好調の青紫蘇が、1枚1枚と葉っぱを散らし、とうとう処分することにしました。
この記事では、水耕栽培がうまくいかない主な原因とその対策を解説します。
これから始める方、うまく育たず困っている方は、ぜひチェックしてみてください。
1. 光量不足|ヒョロヒョロ伸びるのは日照不足かも?
- 茎が細く長く伸びてしまう(徒長)
- 葉の色が薄く、元気がない
こんな状態になったら、それは光量不足かもしれません。
日当たりの良い窓際に設置しなおしたり、赤(660nm)と青(450nm)の波長を含んだ植物育成用LEDライトを使用しましょう。
1日あたり12〜16時間ほど照射するのが理想です。
2. 養液の濃度ミス|肥料の入れすぎ・薄すぎに注意
- 葉が枯れる、黄色くなる
- 成長が止まる
こんな症状の時には、液体肥料の濃度が適切でないことが疑われます。
水耕栽培専用の肥料は、説明通りに希釈しましょう。
**ECメーター(電気伝導度計)**で濃度をチェックすると安心です。
濃すぎた場合は水で薄めて調整しましょう。
3. pHバランスの崩れ|見落としがちなトラブル原因
- 肥料を与えても成長しない
- 葉が変色する
こんな時は、養液のpHが適正範囲(5.5〜6.5)を外れているかもしれません。
溶液のpHが適正範囲を外れていると、養分を吸収できません。
pHメーターやpH試薬で定期的にチェックしたり、pHアップ/ダウン剤で調整しましょう。
4. 酸素不足|根腐れの原因に!
- 根が茶色くなり、悪臭がする
- 植物がしおれる
この場合は、水中の酸素不足により「根腐れ」を起こしている可能性があります。
エアポンプ+エアストーンを使って、養液に空気を供給してやりましょう。
我が家のトマトは、エアポンプを使い始めてから劇的に根っこが元気になって、実をつけ始めました。
根が完全に水に浸からないよう、一部は空気に触れさせた方が良いようです。
5. 水温の上昇|夏場の落とし穴
- 根腐れが多発
- 養液が濁る、藻が発生する
こんな時は、水温上昇が原因かもしれません。
水温が25℃を超えると、酸素が溶けにくくなり雑菌も繁殖しやすい状態になります。
日照不足を解消するために窓辺に移動したばっかりに煮えてしまった。
夏場は特にありがちなので、気をつけたいですね
断熱材で容器を覆ったり、冷却ファンや保冷剤を活用するなどして、水温を20〜24℃に保つよう工夫すると良いでしょう。
6. 藻・カビの発生|水が緑に?それは藻です
- 水が濁る、臭う
- 成長が遅くなる
我が家の枯れた野菜たちには、確かに容器が藻でドロドロでした。
これは容器や培地に光が当たり、藻やカビが繁殖することが原因です。
容器を黒いテープやアルミホイルで遮光したり、定期的に容器・スポンジ・ネットを洗浄・消毒するようにしましょう。
7. 種まきの失敗|最初からつまずくパターン
発芽しない、またはすぐに枯れるという場合は、そもそも種まきの時点で失敗しているかもしれません。
去年余ったからといって保管していた種や、水耕栽培に不向きな種類を選んでいませんか?
また、発芽時の温度や湿度が不適切ではありませんか?
私はこれはモロに当てはまっています。
余った種を捨てるのって、もったいないんですよね。
でも古い種って本当に芽が出ないし、育たないんですよ。
8. 害虫・病気の被害|室内でも油断できない!
室内で栽培していても、害虫がついたり病気になることはあります。
特にアブラムシやハダニのような小さな虫は、どこからともなくやってきて植物を害します。
- 葉に穴があく、ベタつく
- 葉の裏に虫がいる
こんな時は、アブラムシやハダニなどの害虫、またはカビを疑いましょう。
こまめに観察して、初期段階で駆除したり、室内の場合は防虫ネットやカバーで物理的に侵入を防ぐようにしましょう。
アブラムシやハダニ、他の虫がついていないのに葉っぱが食害されたりする場合は、ゴキブリを疑いましょう。
まとめ|原因を一つずつチェックしよう
水耕栽培は、環境をうまく整えてあげることでグングン成長してくれます。
失敗してもあきらめず、今回紹介した原因をチェックしながら改善してみてください。
私も失敗を繰り返してコツを掴んで行きたいと思います。
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