やってみたら驚愕した、ポートフォリオの企業分析
1月10日、リベラルアーツ大学から、
・第169回 【初心者向け】高配当株の「分析ツール」の使い方をカンタン解説
が配信されていました。
高配当株の分析ツールってなに?
今までは知っている会社で、配当利回りの高い株を買っていたんだけど。
リベラルアーツ大学で紹介されていた『初心者向け高配当株の分析ツール』とは、
- Yahooファイナンスで高配当株リストを確認し、
- IRバンクで会社の過去の業績を精査し、
- 企業のHPの投資家情報から、決算資料や会社の方針等を確認する。
ことです。
それじゃあ、僕の今のポートフォリオを分析してみよう。
あれ?このままずっと、ちゃんと配当を貰い続けることができるかな?
ポートフォリオの企業分析結果
当時私が持っていた高配当株は、6銘柄です。
皆さんが一度は耳にしたことがある、大手企業ばかりです。
ポートフォリオの企業分析をしてみると、過去の業績のチェック項目全てが問題のない会社というのは、実に少ないことが分かりました。
新型コロナの関係で、昨年の営業利益が悪いこともあるのですが、過去の業績が安定していなかったり、配当性向が高すぎたり、営業活動によるCFが悪かったりという感じでした。
企業分析ツールの使い方
分析ツールの使い方をおさらいします。
- 「Yahoo!ファイナンス 配当利回り」とGoogle検索してリストを入手する。
- 「IR BANK」とGoogle検索して「IR BANK」のページに移動。
左上の検索窓に、社名又は証券コードを入力して検索し、検索結果から確認したい会社を選択する。 - 『決算まとめ』の表から、過去の業績をチェックする。
- 「会社名 IR」とGoogle検索して、「投資家情報(IR)」から、「最新の決算プレゼンテーション資料」または、「決算短信」を確認して、現在の業績を確認する。
- 会社のHPや競合企業と比較したりして、最終決定する。
以上の、5STEPです。
過去の業績でチェックすべき8項目
STEP2の過去の業績でチェックすべき8項目は次の通りです。
- 「売上高(営業収益)(収益)」~右肩上がりか?増減が激しすぎないか?業績が安定しているか。
- 「EPS」~右肩上がりになっているか?
- 「営業利益率」~金融業を以外の東証1部上場企業の平均は7%前後。伸びているのか?悪化しているのか?
- 「自己資本比率」~学長は、40%以上は欲しいと言われていました。高いほうが安全。
- 「営業活動によるCF(キャッシュフロー)」~毎年黒字か?長期的に増加傾向か?
- 「現金等」~長期的に増えているか?株や債券などを買って運用している場合あり。
- 「一株当たり配当金」~配当金の安定性と成長性。リーマンショック時も確認。
- 「配当性向」~配当性向が高すぎないか。
月に1回はポートフォリオの見直しを
私は、基本的には買ったらそのままホールドしているのですが、毎月1回程度はポートフォリオの見直しやメンテナンスをしましょう。
配当性向が高いということだけで飛びつくと、私のように安定性に疑問が残るような過去の業績の株を買ってしまったり、特定の業種に偏りがちになります。
(私のポートフォリオは、かなり通信株に偏っていました。また、10%超の高配当株の情報を見て、飛びついたりしていました。)
特定の業種に偏りがちになると、同じ原因で揃って業績が悪化して、安定した配当を受け取ることができなくなる虞があります。
今まで、企業の決算資料を見たり、経営者のインタビュー動画・記事を読んだりして企業の業績をチェックすることをしたことがありませんでした。
大事なお金を投資するわけですから、調べることができることはきちんと調べて、納得のいく企業・成長性のある企業に投資することが大事だということを改めて感じました。
まだまだ、企業分析方法を知ったばかりなので見方を誤っているかもしれません。
また、IR情報を見た感じ、今回学んだ企業分析方法に合致しない業種もあるようですので、これからもしっかり勉強して、安定して金のたまごを産み続けてくれるニワトリを探していきたいと思います。
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