1年は365日だから、年100回も配当が出るってことは、『3日に1回配当金が出る』ってこと?
そんなの最高でしょ!O(≧∇≦)O イエイ!!
図書館で見つけた、この心踊るタイトル。
ワクワクしながら読みました。
結論から言うと、そうじゃなくて
米国株は年に4回の配当があるから、ポートフォリオに少なくとも25個の銘柄があれば、年に100回の配当がある計算になる。
出典:「年100回配当」投資術:著者 マーク・リンテンフェルド 前そでより
ということでした。
なんて早とちりな私。
著作紹介
本書は、APS Media合同会社から、2020年3月に出版された作品です。
著者の『マーク・リクテンフェルド』氏は、オックスフォード・クラブのチーフ・インカム・ストラテジストで、短期インカム、複利成長インカム、高配当重点ポートフォリオを運営するオックスフォード・インカム・レターのエディターです。
出典:「年100回配当」投資術:著者 マーク・リンテンフェルド 著者紹介より
訳者は『ドーラン優子』氏。
なんか良く分からないけど、著者の肩書きが凄いっぽい・・・。
『「年100回配当」投資術』を読んでみました
この本は、要するに
『安定した連続増配高配当株を買い、配当を再投資し続けよう』
というものです。
銘柄の選び方
まず、
- 配当貴族(少なくとも25年間毎年増配を行なっているS&P500の銘柄)
- 配当チャンピオンズ(連続25年間増配を行なっている銘柄)
- 小型貴族(連続5年から24年の間で増配を行なっている企業)
を確認します。
その中から、
- 堅固な配当実績を持つ優良企業を選ぶこと
- ポートフォリオを分散させること
- 配当成長率を加味すること
を選び出します。
ポートフォリオの決め方
銘柄を選んだら、その中から自分のポートフォリオに入れる銘柄を選びましょう。
著者は、
- 配当性向が『75%』かそれ以下
- 売上・収益・キャッシュフローが伸びている企業
- 利回り『4.7%以上』(4%まで落としても可)
- 配当成長『10%以上』
を示しています。
ここで銘柄が絞られそうですね。
メンテナンス
作成したポートフォリオは、年1回程度次のことを確認しましょう。
- 配当性向の上昇
- キャッシュフロー、収益または売上の減少
- 配当戦略の変化
特に配当戦略の変化には、注意が必要です。
増配実績のある会社が突然減配するのは、経営陣が明らかに会社の将来と増配の能力に対する自信をなくしていると見ます。
そもそも、永久に増え続ける収入を生み出すという、そもそもの投資理由自体がなくなったことを意味するので、別の投資先を探した方が良いかもしれませんね。
増配ではなく配当額を維持している場合は、会社に何が起こっているのか、会社が十分に健全であるかどうかを確認して、満足できる利回りなら保有します。
配当が不安定で削減の恐れがあるなら、売却して別の手段を探します。
『安全性が全て』で、株価の下落は配当が成長し維持されている限りは問題になりません。
過小評価された株価は、『再投資に必要な資金が少なくて済むからラッキーヽ(・∀・)ノ ヒャホーイ♪』ぐらいに思いましょう。
おわりに
いかがでしたか。
「25銘柄で年100回配当金を受け取る。」とても素敵ですよね。
米国株なら1株から買えるので、25銘柄に分散するのはそんなに難しくないかもしれませんね。
日本株なら『単元未満株で50銘柄』で、年100回配当を目指しますか?
新NISAで買えば税金もかからないし、(米国株では10%程度の税金がかかりますが・・・)良い戦略かもしれませんね。
難点は、10年から20年スパンと時間がかかること。
ゆっくりお金持ちになるなら、リスクは非常に少なくなるかもしれませんね。
デイトレと並行して、ゆっくり頑張ろうかな。
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