お金を貯めたいと思ったとき、よく耳にするのが「まずは100万円を貯めろ」と聞きますよね。
「なぜ100万円なの?」と思ったことはありませんか?
今回は、この金額を目指すことにどんな意味があるのか考えてみます。
100万円は「安心の土台」になる
生活をしていると、家電が壊れたり、急な怪我や病気で病院にかかったり、冠婚葬祭があったりと、急な出費は避けられません。
そんなときに貯金がゼロだと、クレジットカードや借金に頼るしかなくなりますよね。
こんな時、100万円があれば、突然の出費にも落ち着いて対応でき、精神的な余裕が生まれます。
お金を「貯める習慣」が身につく
100万円という目標は、誰にとっても少し頑張れば手が届く現実的な金額。
だから、まずは100万円を貯めようと言われるんでしょうね。
だって最初から「1000万円貯めよう!」と思っても「いったいいつ到達するん?」って挫折しそうじゃないですか。
100万円なら一つの区切りとして、挑戦しやすいですよね。
そして、この100万円貯めると言う過程で、「毎月いくら貯める」「無駄な支出を減らす」といったお金の管理習慣が自然と身につきます。
投資や次のステップに進める
100万円が貯まると、次のステップとして「投資」や「資産形成」を考えられるようになります。
例えば、投資信託や株式投資を始める場合でも、ある程度まとまった資金があれば選択肢が広がります。
つまり、100万円はただの貯金額ではなく「資産形成のスタート地点」なのです。
どうやって100万円を貯める?
では、具体的にどうやって100万円を貯めますか?
当たり前ですが、100万円は「毎月10万円を10ヶ月貯めて貯まる金額」です。
「毎月10万円貯金するなんて無理ゲーやろ!」そう思いますよね。
私もそう思います。
では毎月5万円なら?3万円なら?ボーナスを併用すれば?
いつかは貯まりますよね。
100万円を貯める具体的な方法
先取り貯金
では、100万円を貯める具体的な方法について考えていきましょう。
貯金できない人のほとんどが、「余ったら貯金をしよう」と考えます。
これはNGです。
貯金習慣をつけるには、「先取り貯金」が必須。
お給料をもらったら、生活できるギリギリまで最初に先取り貯金して、残りのお金で生活しましょう。
不思議なもので、そうすればなんとかなるものです。
お金が足りないからって、貯蓄用口座からお金を融通してはいけませんよ。
固定費を見直す
スマホ代・保険・サブスク・家賃など、払いすぎている固定費はありませんか?
一度、固定費を全て洗い出して確認してみましょう。
特に見直したいのは保険。
日本人は、「健康保険」という世界が羨む最強の保険に入っています。
それなのに、保険に入るのが大好きな慎重な国民性なんですよね。
保険は「起こる確率は低いけど、起こると生活が立ち行かなくなる大きな不幸」に備えるもの。
自動車保険、火災保険以外の保険は、本当に必要なのか、一度見直してみましょう。
「成人したら保険に入るもの」と言われて紹介されて入った「独身者の死亡保険」。
それって本当に必要ですか?
自動車保険もに惰性で「車両保証」をつけていませんか?
車両保証に特約料をいくら払っているか知っていますか?
その車両保証特約で、事故した時にいくら保険金が出るか知っていますか?
支出を「見える化」する
家計簿アプリや家計簿で、支出を「見える化」しましょう。
レシートを必ずもらい、1週間から10日くらいの期間でどんなことにどのくらいお金を使っているかを見直しましょう。
私のオススメは、家計簿アプリの『マネーフォワード ME』。
節約系YouTuberの皆さん方は、有料版を利用してクレジットカードや口座を連携し、支払いを基本クレジットカードにすることで、家計簿が自動に作成されると言いますが、私はこの使い方はオススメしません。
理由は、クレジットカードと口座を連携すると、クレジットカードの引き落としが重複してしまうから。
結局、計算対象を選ぶ必要があるんですよ。
しかも、家計簿アプリを使うのは、家計簿を作ることが目的ではなくて、支出を見直して家計の無駄を把握することが目的ですよね。
私はどんなことにどのくらいお金を使っているかをしっかり把握したいので、手入力しています。
まとめ
「まずは100万円を貯めろ」というのは、単なる数字ではなく、
- 緊急時の安心資金
- お金の習慣づけ
- 投資のスタート資金
という3つの意味を持つ、とても大事な目標です。
最初の100万円があるかないかで、その後のお金の人生は大きく変わります。
小さな一歩の積み重ねで、まずは100万円を貯めましょう。
100万円が貯められたら、お金を貯める習慣が身についているはず。
次のステップを一緒に目指しましょう。
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