以前は足繁く通っていた図書館。
このところ、足が遠くなっていました。
だって、投資本の蔵書ってあまりないんだもの。
「投資はギャンブル」「投資は怖いもの」「投資はお金持ちがするもの」という日本人の投資に関する刷り込みの現状が表れているようですね。
近年、投資の必要性が取り上げられて、NISAに関連する書籍などは良く見かけるようになりましたが、デイトレードやスイングトレードに関連する書籍は皆無。
そんな中、2019年出版という少し古い本ですが、図書館で見つけた
『ビビリなわたしにもできた身の丈投資術 株は5勝7敗で十分儲かる!』
という本が面白かったので、ご紹介します。
著作紹介
本書は、『ビジネス社』から2019年7月に出版された書籍です。
著者は、当時日本最大のファイナンシャル教育機関であるファイナンシャルアカデミーで、株式投資スクール講師を担当されていた『藤川里絵』さん。
2010年に投資を始め、年間損益負けなしという正に『投資の女神さま』。
本書はそんな藤川さんの有料メルマガ『藤川里絵の勝ったり負けたり“赤裸々”株ノート』から抜粋して加筆された著作です。
感想
本書の最も大事なところは、冒頭に書かれているとおり『「負けない」ことの大切さ』。
著者は、
「負けなければ投資は続けることができる」
出典:ビジネス社 著者 藤川里絵
『ビビリのわたしにもできた身の丈投資術 株は5勝7杯で十分儲かる!』より抜粋
とおっしゃっています。
藤川さんは、タイトルにもある通り『ビビリ』らしい(ちょっと疑わしい気もしますが)ので、
基本的には信用取引は行わない
そうです。
では、どうやって藤川さんは現物取引で資産を増やしていったのでしょうか。
それは、
損切りする金額と利益確定する金額の比率を1:2以上に設定する
出典:ビジネス社 著者 藤川里絵
『ビビリのわたしにもできた身の丈投資術 株は5勝7杯で十分儲かる!』より抜粋
このルールを守っていれば、1回勝って2回負けてもトントン。
なるほど〜、確かにそうだ。
本書では、藤川さんが売買された銘柄の日時や金額、株数などもチャートと共に具体的に書かれています。
どんな銘柄を、どんな理由で売買されたのか、なぜそのタイミングだったのかが具体的に書かれていて、失敗談も盛りだくさん(?)なので、とても勉強になりますよ。
新NISAが始まって、株式投資に興味がある方、投資で資産を増やしたいと思っている方。
信用取引を使ってわずか数年で億り人になったという成功者の話を聞くと、「自分にもできるんじゃないか」と思ってしまいがちですよね。
私もそんな一人です。
でも、藤川さんはそんなカリスマ投資家さんたちは
みなさん桁外れに勉強家で、努力家で、さらに決断力や瞬発力に優れている特別な人
出典:ビジネス社 著者 藤川里絵
『ビビリのわたしにもできた身の丈投資術 株は5勝7杯で十分儲かる!』より抜粋
だとおっしゃっています。
自分の胸に手を当てて考えてみると、私は、自分がどうしようもないビビリだと思っています。
でも、がっかりしていません。
藤川さんのいうように、投資の世界から撤退しないように気をつけながら、頑張って資産を増やしていきますよ!
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