私が今住んでいる家を買った10年前、まだミニマリストという概念は知らず、もったいないという概念に支配されていました。
そんな感じだったので、売主さんの家の残置物もそのまま置いて行ってもらいました。
引っ越した当初は、家の中に自分が持ってきた物と残置物という2世帯分の物が溢れる状態。
掛け軸や書画・置き物などに溢れた家に、当時の私はなにか価値のある良いものがあるかもくらいに思っていました。
メルカリなどで出品すれば売れるんじゃないか、お宝鑑定団に出したらすごい値がつくんじゃないかとも思っていましたね。
結局全部処分するだけだった
あれから10年が経ち、結局、そんな残置物もほとんど処分しました。
メルカリで売るのも面倒くさいし、そもそも買い手がつかないんですよね。
今も使っているのは、『冷蔵庫』と『ガスコンロ』と『着物用のタンス』くらい。
冷蔵庫は偶然、私が持っていた物よりも新しかったので自分が持っていた物を捨てました。
ガスコンロは前の家がプロパンガスの地域だったので、都市ガス用のガスコンロに結局買い替える必要があったので、こちらも使わせてもらっています。
タンスは服の断捨離に合わせてだいぶ処分しましたが、子供の七五三用の着物と浴衣があるので、着物用のタンスだけは今でも使っています。
結局、掛け軸や書画、雑多な工具類や置物のほとんどは処分してしまいました。
自分の価値観に合わないし、埃が溜まる一方だったので。
ついにラスボスを倒しました
そして昨日、ついに大物の『石臼』を処分しました。
お餅をつく用の石臼だと思うんですが、庭の片隅にずっと置いてあって、ナメクジやダンゴムシの巣になっていたんですよね。
一時期は水を張ってメダカを飼っていたんですが、深さがないので暑さ寒さに耐えられずに全滅。
汚くて餅をつくわけにもいかない。
処分したくて割って小さくしようと思ったんですが、マキタの電動ハンマーも刃が立たず、石やコンクリートを投げつけてもびくともしない頑丈さ。
重くて抱えるのも一苦労だったのでずっと放置していましたが、目に入る度に圧を感じていたんですよ。
ミニマリストを目指して色々な物を断捨離した今年、「この石臼は絶対来年に持ち越さないぞ!」と決意し、昨日、妻と二人でなんとか車に乗せて処分場へ。
たった1個で50kgもあったようで、『470円』という処分費用を払って処分してもらいました。
これでほとんどの残置物がなくなって、家の中には我が家の物ばかりになりました。
10年という時間をかけて、やっと家が自宅になった気がします。
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