一昨日、シリンダーヘッドカバーのボルト2本が折れたスーパーカブ。
メスネジに折れたオスネジが残っています。
どうしたものか、途方にくれる・・・。
でも、いつまでもクヨクヨしてはいられません。
バイク屋さんに修理を依頼するのか、自分でやれるだけやってみるのか・・・。
「取り敢えず自分で頑張ってみよう!」
ネジを取り除きました
という訳で、まずはネジをどうにかして取り除きたい。
片方のネジは断面がギザギザしているので、これってひょっとしたら引っかかるんじゃ・・・。
そう思って、ネジの断面を合わせるようにして慎重にネジを回してみると・・・、
回りました!
少しずつですが、確実に回っています。
無事に折れたネジを取り除くことができました。
もう一本も、同じ方法で取り除けないものか。
ネジの断面を観察すると、こちらは斜めに折れたようで引っかかりそうなところがない。
ダメ元で同じように断面を合わせて回してみましたが、引っかからないので当然、回りません。
ドリルで傷を付けてみました
DIYが趣味なんで、工具だけはたくさん持っています。
「引っかかりがないなら、作れば良いじゃない?」
ということで、ドリルでネジの断面に傷をつけることにしました。
でも、ネジの断面って小さいし、ちょっと油断するとメスネジの中を傷つけてしまうんですよね。
ヒヤヒヤしながら、少しずつドリルを動かしてネジの断面に凸凹を作りました。
精密ドライバーで少しずつ
作った凸凹を利用して、精密ドライバーで少しずつですがネジを回転させることができました。
焦る気持ちを抑えながら、少しずつ少しずつネジを回す。
ちょっとでも欲張ると、ドライバーが滑ってメスネジの内側に当たってしまいます。
ドリルの時もそうだったんですが、やっぱり手が滑ったり気持ちが焦ったりして、結構メスネジの内側、傷つけちゃいました。
それでも、なんとか2本目も取り外し成功。
あとは、新しいボルトを入手するだけ。
結局バイク屋さんに電話
このシリンダーヘッドカバーのボルトですが、残念なことにアマゾン等では取り扱いを見つけられませんでした。
そもそも、負荷がかかるようなものじゃないし。そんなに折れたりするようなものでもないと思うんですよね。
なんで折れたのか、皆目見当もつきません。
仕方がないので、バイクを買ったバイク屋さんに電話して事情を説明してボルトを注文してもらいました。
2本で『516円』、メッチャ安い!
SP武川のちょっとボルトの頭がツルンと加工された奴なんか、4,000円超えていたのに。
すぐに手に入るということなので、受け取りに行ってきました。
バイク屋さんから「何やったの?エンジンオイルが漏れたとかじゃないよね。」って言われちゃいました。
バルブクリアランスの調整
そもそも、今回の故障の原因は『バルブクリアランスの調整』。
調整しないままインオペはできません。
色々試してみたところ、『0.06』はダメ、『0.05』に戻してもダメ。
いやいや、この間は『0.05』OKだったじゃないか!と叫びながら、調整を繰り返す。
まるでこの間まで調子良かったのが幻だったようにうまくいかず、何度も調整を繰り返し、結局『0.07』で落ち着きました。
『0.07』も何度も試したんですけどね・・・。
でも、今度は時速60kmに加速しても息継ぎなし、完全復活です!
本当に良かった〜。
まだまだ、大事に乗らないといけませんからね。
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