FIスーパーカブ50を『キタコのボアアップキット』で88ccにボアアップして約1ヶ月が過ぎました。
当初、インジェクションコントローラーがない状態でのボアアップだった為、息継ぎするのも仕方がないと諦めていました。
先月中旬、待ちに待ったインジェクションコントローラーが届いたので取り付け。
「これでボアアップも完璧だ」と思ったのに、なぜか息継ぎの症状は治りません。「(゚ペ)ありゃ?
バルブクリアランス調整
このボアアップ後に息継ぎの症状が出る件について、私なりに調べたところ、「吸気と排気に問題があるのでは」という結論に達し、この度バルブクリアランスを調整することにしました。
しかし、すでにキタコのボアアップキットの説明書はオイルまみれになり廃棄済。
規定のバルブクリアランスが分からない。
でも、取り敢えず調整してみるしかない。
作業はエンジンが冷めた状態で
バルブクリアランスの調整は、エンジンが冷めた状態で行います。
エンジンが熱い時に触ると、当然ですがめちゃくちゃ熱いです。
しかし、暑い外から帰ってきて、クーラーの入った部屋に一度でも入ってしまったら、もう絶対、確実に外になんて出られませんよね。σ( ̄∇ ̄; )
というわけで、帰宅してすぐに作業に入った私。
「熱い熱い」と言いながら、ナットを外しました。
必要な工具
バルブクリアランスを調整するためには、タペットをロックしている『ロックナット』と、『タペット』を調整する『タペットアジャストレンチ』と、バルブクリアランスを調整する為の『シックネスゲージ』が必要です。
タペットアジャストレンチは、他の工具でも代用はできるみたいですが、あれば便利だと思います。
シックネスゲージは、必要な厚さのゲージがあるかどうかを確認して購入して下さい。
私が購入したシックネスゲージには、確かキタコの説明書に記載されていた厚みはなかったです。
圧縮上死点にフライホイールを合わせる
バルブクリアランスは、圧縮上死点にフライホイールを合わせてから行います。
実は私、今回バルブクリアランスの調整について調べるまで、そんなことも知りませんでした。
ただ、前回はボアアップ時に作業していたので、当然フライホイールは圧縮上死点に合っていましたよ。
なんという偶然。(꒪ꇴ꒪ ; )
ちなみに、圧縮上死点に合っていないと、タペットがバルブに接してしまい、ロックナットを緩めてもシックネスゲージが入りませんでした。
逆に、離れ過ぎている場合もあるかもしれないですね。
作業手順
- フライホイールを圧縮上死点に合わせたら、タペットアジャストレンチでロックナットを緩めます。
- ロックナットを緩めると、タペットを調整できるようになるので、タペットを緩めます。
- タペットとバルブの間に、規定の厚みのシックネスゲージを差し込みます。
- タペットを締め、「シックネスゲージが手を離しても落下しないが、羊羹を切るくらいの抵抗を感じながら動かせる状態」に調整し、ロックナットを締めて固定します。この時、タペットが一緒に締まるとせっかく調整したバブルクリアランスが変わってしまうので、片手でタペットを押さえながらもう片方の手でロックナットを締めましょう。
私は、今回吸気・排気ともに『0.05』で調整、近所を試乗した感じでは問題はなさそう。
アイドリングの音が明らかに変わってますが、どうなんだろう・・・。
試乗に行ってきました
今日、あまりにも良い天気なので、試乗ついでに魚釣りに行ってみました。
- およそ時速50kmくらいまでは非常にスムーズ
- 時速50kmを超えるとちょっと息継ぎが出る
ようになりました。
アイドリングの音が変わって、おまけになんか「カタカタ」という音がするような気がする。
また時間のある時に調整したいと思います。
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