ビットコインが、3月1日に一時510万円を超えるなど急騰しています。
本朝7時20分頃は約500万円、前日比プラス3%以上です。
2月24日には、一時400万円くらいまで値下がりしていたのですがそこから急上昇、あっという間に500万円を突破しました。
ロシアの軍事侵攻との関係性は
2月24日といえば、ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始した日。
以降、各国がロシアへの経済制裁を発表し、国際的決済ネットワークSWIFT(スウィフト)からロシアの特定の銀行を締め出す措置に踏み切っています。
28日には外国為替市場でロシアの通貨「ルーブル」が対ドルで急落し、一時およそ30%の下落となりました。
こうした情勢を受けてか、ビットコインやイーサリアムに代表される暗号資産が急騰しています。
ビットコインとは
ビットコインとは、ネット上で取引される「暗号資産(仮想通貨)」です。
ネットを通じて、個人間で直接送金できます。
個人間で直接送金ができるので、銀行のような仲介する組織がなく、基本的には手数料を支払う必要がありません。
また、ビットコインの決済は銀行を経由しないので、煩わしい手続きや制限が存在せず、また国によって通貨の単位が異なるといった特徴もありません。
こういった特徴があるため、
- SWIFTから締め出されてもビットコインを利用すれば決済が可能
- 国外への資産移転で優位性がある暗号資産に注目が集まっている
ということから、ビットコインの価格が急騰しているのではないかと思われます。
米財務省の対応
このような情勢を受けて、米財務省が3月1日付で、米国人がロシア政府を利する目的で、暗号資産を用いた取引を禁止する規則を発表しました。
また、ウクライナ政府は主要な暗号資産取引所に対し、ロシア人ユーザーのアドレスをブロックするように要求する計画があることも判明。
これに対し、クラーケンやコインベース、バイナンスなどの暗号資産取引所では、全ロシア人ユーザーを対象としたアドレスのブロック措置はしないことを発表していますが、バイナンスはアルトコイン5銘柄の上場廃止を決定しました。
こうした措置が検討されていることから、引き続き暗号資産市場には混乱が起こるものと思われます。
まとめ
ロシアによるウクライナへの軍事進行により、暗号資産市場の動きが活発になっています。
今後、さらに高騰する可能性もありますし、ここから一気に急落する虞もあり、目が離せない状況ですね。
ウクライナでは、一般人が戦火に巻き込まれる被害が連日のように報道されていますので、一日でも早くこのような事態は終わって欲しいと思います。
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