それでは実際に確定申告をしてみます。
Googlegで「e-Tax」と検索して、ホームページにアクセスします。
最初に
- 確定申告はそれぞれの事情で変わりますので、申告した方が良い場合と、申告しない方が良い場合があるようです。
- 課税区分を『総合課税』にするのか『分離課税』にするのかは、比較検討して最適な選択をされてください。
- また、住民税の申告不要制度に関しては、住民税だけでなく、社会保険料や医療費の自己負担割合、配偶者控除などにも影響を与える可能性があるので、申告するか申告不要にするかよく検討する必要があるようです。
-
しん
私はあるユーチューバーさんが所得900万円以下の場合は、『総合課税』、住民税『申告不要』が有利になる場合が多いというので、これを選びました。
- 副業をされている方は、住民税の徴取方法は、『自分で納付』にすれば職場に副業がばれることがありません。
・住民税の申告不要制度を利用するか。
・副業が職場にばれたくない場合は、住民税の徴取方法は『自分で納付』を選択する。
e-Tax 国税電子申告・納税システム
「個人の方」を選択します。
「確定申告書の作成はこちら」をクリックします。
「税務署への提出方法」を選びます。
私は、「ID・パスワード方式」を選びました。
税務署で発行されたIDのない方は、一番左のマイナンバーカード方式又は印刷して提出を選んでください。
国税庁の推薦環境が表示されるので確認し、「利用規約に同意して次へ」をタップします。
16桁のIDとパスワードを入力してログインすると、申告書の作成フォームに移動します。
申請者の住所や氏名、生年月日等を入力します。
所得税の申告欄
令和3年分の所得税の申告を開始します。
人によって、選択項目が違うようです。
- e-Taxにより税務署に提出する。
- 給与以外に申告する収入はありますか?「はい」
- 税務署から青色申告の承認を受けていますか。「いいえ」
- 税務署から予定納付額の通知を受けていますか?「いいえ」
を選択して次へ。
・ふるさと納税
・医療費控除
・配当控除
・外国株式等控除
です。
源泉徴収票の入力
- 支払金額
- 給与所得控除後の金額
- 源泉徴収税額
- 社会保険料等の金額
- 生命保険料の控除額
- 地震保険料の控除額
- 住宅借入金等特別控除の額
- 生命保険料の金額内訳
- 介護医療保険料の金額
- 個人年金保険料の金額
を該当箇所に入力しました。
収入金額・所得金額の入力
金融・証券税制(入力項目の選択)
- 源泉徴収の有無をチェックします。
勘定の種類は全部にチェックして大丈夫です。 - 「譲渡損益」「配当等」は、年間取引報告書を見て該当するものにチェックをします。
- 「④株式・出資又は基金」に株式の配当金
- 「⑦オープン型証券投資信託」にリートの分配金
- 「⑧国外株式又は国外投資信託等」に米国株・ETFの配当金・分配金
を入力します。
配当控除額の計算
先に入力した金額が入力されています。
下にピンク色の「計算」というアイコンがありタップすると配当控除額が計算されて入力されます。
外国株式の控除
米国株の場合は、上場株式配当等・特定割引債の償還金の支払通知書を見ながら、
- 「相手国での課税標準」は配当金等の金額
- 「左にかかる外国所得税額」は外国所得税の金額
を入力しました。
期間は「1月1日から12月31日」、区分は「源泉」と入力します。
ふるさと納税(寄附金控除)
ふるさと納税の控除を申請します。
寄付先から交付された証明書の内容を入力します。
寄付をした日と、書類の日付が異なる場合があるので注意してください。
医療費控除
医療費控除の入力は、
- 病院にかかった個人ごとに病院や薬局ごとの合計金額を入力
するだけです。
個人がそれぞれの病院に、実際に合計いくら支払ったかを入力するので手間がかかります。
セルフメディケーション税制と医療費控除の併用はできません。
セルフメディケーション税制とは、健康の維持増進及び疾病の予防のため、要指導医薬品及び一般用医薬品のうち医療用から転用された医薬品を購入した際に、購入費用について所得控除を受けることができるものです。
出典:厚生労働省ホームページ
まとめ
いかがでしたか。
税金って本当に難しいですよね。
ちなみに私は、『配当控除』と『外国税額控除』の項目にすごく手こずりました。
確定申告は人それぞれで事情が異なるので、これが最適解という訳ではありませんが、申請の参考になれば幸いです。
無駄な税金は払わずに、控除・還付は積極的に活用して、経済的自由を目指しましょう。
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