断捨離を進めていくと必ずぶち当たる「捨てなきゃ良かった」の壁。
ミニマルな暮らしを目指す方は、必ずこれを乗り越えなければなりません。
ずっと使っていなかったから捨てたのに、突然その物が必要な時はやってくるんですよ。
あんなに使うことがなかったのに・・・。
そしてその体験は、その後の断捨離に大きな影を落としてしまうんです。
- これを捨ててしまって、また必要になったらどうしよう
- 買い戻すお金がもったいないから、いつか使うかもしれないから持っておこう
と。
今回は私の失敗体験を踏まえながら、この壁の乗り越え方を考えてみます。
急な発熱
先週末、息子が右の首筋のリンパ節付近が痛いというので、『おたふく風』ではないかと思い、かかりつけの病院に。
先生の診断はただの「筋肉痛」「勉強のしすぎでしょう」と・・・。
来月には修学旅行を控えている息子。
それならついでにと思い「おたふく風」と「水疱瘡」の予防接種を受けて帰宅。
まさかその夜に38度を超える発熱と頭痛に襲われるとは!
週末だったこともあり、病院は休診。
翌朝に休日診療を受信したところ、「リンパ節炎」との診断で、解熱鎮痛剤をもらって自宅療養。
息子は今も布団の上で苦しんでいます。
氷まくらを捨ててしまった
我が家では定番の『アイスノン』とは別に、昔ながらの『氷まくら』というものを持っていました。
オレンジ色のゴム製で、氷と水を入れて使うやつ。
私は実家にこれがあったので、結婚した時にこれを購入したんですよね。
でもこの氷まくらは大量の氷を消費するので、一般家庭の製氷機でできる氷だとあっという間になくなってしまうんです。
それで、繰り返し使えるいわゆる『アイスノン』を購入。
そうなると、熱が出るといつも冷凍庫に準備されているアイスノンを使うようになってしまいました。
私は氷まくらの冷たさや、氷が氷まくらの中で動いて音が鳴るのが好きだったんですが、なにぶんそんなに出番がない。
一時期病気のように「断捨離しなくちゃ。」という強迫観念に駆られていたので、多分処分してしまったんでしょうね。
今回、高熱が続き予備のアイスノンが冷たくなる前にアイスノンが緩くなるような状況では、氷を入れ替えるだけで冷たい状態が続く『氷まくら』の方が優秀。
そして家の中をひっくり返して探すがない、結局買いに行くという、断捨離の失敗あるあるになってしまいました。
必要な物はまた手元に戻ってくる
今回の失敗体験を経て分かったのは、必要な物というのは結局、自分の手元に戻ってくるということ。
人にも『縁』というものがあるように、人と物にも『縁』というものがあると思います。
物は来るべくして自分の元に来る。
それが一時的な縁だったのか、それとも長期的な縁だったのか。
それは今回のように一度手放してみると、良く分かります。
きっと私は、もう氷まくらを手放すことはないと思います。
むしろ、アイスノンを手放すんじゃないかな。
手放す基準
そんな断捨離の基準ですが、私が大事だと思うのはその物がまた手に入るかどうかということ。
これは本当に大事です。
氷まくらのように量産品ならどうにでもなりますが、一度手放してしまったら二度と手に入らないものというのはありますよね。
そういった物は、手放す際には「本当にこれを手放して後悔しないのか」と、物と向き合ってしっかりと考えるべきだと思います。
逆に、手放してもすぐにまた買い戻せる物というのは、一度手放して見るというのもありかもしれませんね。
まとめ
今回は、断捨離を阻む壁「捨てなきゃ良かった」について書かせてもらいました。
一度捨てた物を買い直すのは、精神的にも金銭的にも負担になりますが、
- 手放したら二度と手に入らない物を手放す際には「本当にこれを手放して後悔しないのか」と良く考える。
- 安易に手に入る物は、手放してみたら必要かどうか分かりやすい。
- 必要な物は結局手放しても、戻ってくる。
という基準で手放せる物は手放してみると、本当にその物が必要かどうか分かりやすくなります。
二度と手に入らない物は別にして、安易に手に入る物については一度手放してみるのも良いかもしれませんね。
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